zoomで子供と遊べるゲーム5選

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 コロナ禍で、親戚とzoomなどを使ってチャットやオンライン食事会をする機会が増えていると思います。
 クリスマス会や年末年始の集まりもオンラインで、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 でも、子供はすぐにご飯を食べ終わって、リモートでのおしゃべりにも飽きてしまって、他の部屋で遊びだしたりしちゃいますよね。

 そんなときのために、大人も子供も気軽にzoomで楽しめるゲームをご紹介します。

 若者たちのオンライン飲み会であれば、アプリを入れたりネットゲームなんかでも楽しめると思いますが、おじいちゃん・おばあちゃん世代にはハードルが高いことも。
 そこで、zoomなどのビデオチャットツール以外に特別な道具がなくても遊べるゲームをご紹介します。

家にある物しりとり

 家の中にある物の名前で行うしりとりゲームです。

特別な道具は要りません。

幼稚園くらいの小さいお子さんから遊べます。

 任意の言葉(例えば、しりとりの「り」)からはじめ、各家庭持ち回りで、しりとりが続くように家の中にある物を探してきて、画面に写します

 普通のしりとりであれば思いつくような物でも、家の中から探すのはなかなか難しいため、知恵を絞る必要があります。
 例えば、「り」から始まる「りんご」は家にあったとしても、続く定番の「ゴリラ」はなかなか家にありませんよね。その場合は「ごま」にするとか、工夫が必要になります。

 各家庭を何周かしたらお終いでもいいと思いますし、最後はみんなで最後に「ん」がつく物を考えて持ってくるなどしても面白いです。

子供の柔軟な発想に助けられることもありますし、家中を走り回って探してくるという動きのあるゲームなので、子供も楽しく参加することができます。

フラッシュ

 お題から思い浮かぶ、他のみんなが書きそうな言葉を書いていく連想ゲームです。

次の物をご用意ください。

  • 紙(人数分)
  • ペン(人数分)
  • タイマー

小学生くらいのお子さんから遊べます。

 お題から連想する言葉を決まった数(例えば5つ)記載し、答え合わせをして同じ言葉を書いた人がいれば、その人数分が得点になります。

 お題は、例えば「動物園にいる動物といえば」「赤い食べ物といえば」など、連想される言葉が複数ありつつ、適度に集約しそうなものを考えます。
 あらかじめ用意しておかず、その場で考えても大丈夫です。

 制限時間内(例えば1分以内)に、各自が連想する言葉を書きます。その間、言葉を発してはいけません(ヒントを与えてしまうので)。

 時間が来たら、順番に自分が書いた言葉(まだ発表されていないもの)を発表します

 そのとき、同じ言葉を書いた人がいればその場で申告し、その人数分がその言葉を書いた人の点数になります(たとえば、自分ともう一人が同じ言葉を書いていれば、二人とも2点ずつ獲得)。
 もし誰も同じ言葉を書いた人がいなければ、その言葉は0点になります。

 自分が思いついた言葉を書くのではなく、参加者が書きそうな言葉を書く、というところがミソです。

参加者の思いがけない共通点が分かったり、予想外の言葉が出てきたりして盛り上がりますし、お互いの理解が深まるゲームです。

ワタシワー

 出題者が成り切っている正体を質問しながら特定し、自分もそれになりきって「トモダチ」認定を受けるゲームです。

特別な道具は要りません。

小学生くらいのお子さんから遊べます。

 出題者は、思い浮かべた者・物(例えば「月」)に成り切って、「ワシハーヒカリマス」「ワシハーグルグルマワリマス」という具合に、外国人のようなカタコトの日本語で自己紹介します(「タ」にアクセントを置くとうまくできます)。

 他の参加者は、同じく自己紹介の形式で「私は丸いです」「私は大きいです」のように出題者に質問し、出題者の正体を割り出します。
 なお、出題者から「トモダチ」認定を受けるまでは普通の抑揚で話さなければなりません

 出題者は、参加者の自己紹介がお題に沿うもので、その参加者が自分の正体を見抜いたと判断したら、「Oh、アナタ、トモダーチ!」と伝えて「トモダチ」認定します。
 もし自己紹介がお題に沿わない場合は、「アナタ、トモダチジャナイデース」と認定を却下します。

 例えばこんな感じでやりとりします。(お題が何か、分かりますか?)

sugomori
sugomori

シハーミンナニアイサレテマース。

シハーボウケンシマース。

シロクマ
シロクマ

(海賊王?)

私は船に乗っています。

sugomori
sugomori

アナタ、トモダチジャナイデース。

シハーナンデモデキマース。

シロクマ
シロクマ

(魔法使い?)

私は杖を持っています。

sugomori
sugomori

アナタ、トモダチジャナイデース。

シノチカクニハ「バカ」ガイマース。

シロクマ
シロクマ

私には耳がありません。

sugomori
sugomori

Oh、アナタ、トモダーチ!

 (お題は「ドラえもん」でした。実際に小学生の息子が出したお題で、私は最後まで解けませんでした。)

 参加者の自己紹介がお題に沿うものであっても、漠然としていて自分の正体を見抜いたと確信を持てない場合がよくあります。
 その場合、我が家では、「アナタ、トモダチカモ・・シレナイネ」「アナタ、トモダチ?ナノ?」などと、「トモダチ」認定しないで曖昧な回答をすることを許容しています。
 この辺りは、どの程度シビアに認定するかという好みの問題で、お題に沿っていれば広く「トモダチ」認定しても良いと思います。

 「トモダチ」認定された参加者は、その後は出題者と同様にカタコトの日本語で自己紹介し、他の参加者にヒントを出します。

 最後の一人を残して全員がトモダチになったらゲーム終了です。

 このゲーム、元々は出題者も参加者もいつでも自由に発言できるゲームです。

 ただし、オンラインで遊ぶ場合には、同時に発言すると収拾がつかなくなったり、一部の参加者だけで盛り上がってしまうことがあり、注意が必要です。
 特に、複数家庭が家族単位でオンライン参加するような場合には、出題者と同じ場にいる家族内で質問が終始してしまったり、その場の質問と回答がオンライン参加者にうまく伝わらないことがあります。

 そこで、オンラインで遊ぶ場合には、例えば、出題者による自己紹介1回につき各参加者の自己紹介(質問)も1回までに限定し、質問と回答全員に共有されたことを確認した上で出題者による追加の自己紹介(ヒント)に進むなどの工夫をすると良いと思います。

出題者が自己紹介の内容を調整して、分かりそうで分からない、他の物と勘違いしそうな発言をすることで、参加者の思い込みを生んで盛り上がります。

「トモダチ」認定を受けた参加者が次々にカタコトの日本語になっていく様子が面白く、「分かった人」「まだ分かっていない人」を区別する重要な役目をしていますので、恥ずかしがらずに全力でカタコト日本語で自己紹介してください。

お絵かきクイズ

 お題をみんなに当ててもらうように、お絵かきで伝えるゲームです。

次の物をご用意ください。

  • お題を書いた紙
  • 紙(人数分)
  • ペン(人数分)
  • タイマー

小学生くらいのお子さんから遊べます。

 お絵かきが上手い必要は全然なく、むしろ想像を上回る絵ができあがるのをみんなで楽しんで、大いに盛り上がるゲームです。

 我が家では、あらかじめお題(例えば、「フクロウ」・「バドミントン」など)を多数用意しておき、その中からランダムに選択して、絵を描く人(一人)にだけお題を見せます(絵を描く人がオンラインの向こう側にいる場合は、他のみんな(出題者も回答する場合は出題者も)に目を閉じてもらってから、画面にお題を大きく映し出します)。

 絵を描く人は、制限時間内(例えば30秒以内)に絵を描いてみんなに見せます
 紙に描いて描き終わったらみんなに見せるのでもいいですし、zoomなどのホワイトボード機能を使って描いてもかまいません。

 回答者(絵を描く人以外の全員)は、描かれた絵からお題が何かを推測し、手元の紙に答えを書きます

 回答者全員が答えを書き終わったら、答え合わせをします。
 見事回答できた人には1点、絵を描いた人には正解者の数だけ点数が入ります。

 絵を描く人を順番に変わって行って、決まった回数だけ回ったら合計得点を競います。

お題によって難易度がバラバラなため、簡単なお題に当たればみんなが正解してくれて点数を稼げますし、難しいお題の場合は誰も当てられずに0点ということがあります。

そのため、厳密に点数を競うというよりも、むしろ想像を上回る絵ができあがるのをみんなで楽しむゲームと言えます。

 大人と子供とではボキャブラリーの数も絵心も(?)違いが大きいため、お題は難しめの大人用と簡単な子供用の二つを用意しておくと良いでしょう。

 誰かがまとめてお題を考えると、答えが分かってしまうためゲームに参加できません。
 複数人でお題を考えてランダムに選ぶか、または出題してくれるアプリなどを使うと全員が楽しめます。

お絵かきしりとり

 お絵かきで行うしりとりゲームです。

次の物をご用意ください。

  • zoom等のホワイトボード
  • タイマー

幼稚園くらいの小さいお子さんから遊べます。

zoomのホワイトボード

 お絵かきクイズと違って、あらかじめお題を考える必要がないので、より手軽に楽しめます
 前の人が描いた絵を後々まで見られるようにするため、紙ではなく、zoom等のホワイトボードを使うのがスムーズです。

 お絵かきクイズと同じく、絵がうまい必要はなく、想定外の絵から予想していなかった言葉に繋がって、しりとりがどんどん脱線していくのをみんなで楽しむゲームです。

 任意の言葉(例えば、しりとりの「り」)から始めて、順番に絵を描いていきます
 絵を描く制限時間を決めた方が進行がスムーズだと思います。

 次の順番の人は、前の人が描いた絵が何かをその前の絵などをヒントに推測し、その単語にしりとりが続くように絵を描いていきます

 全員が描き終わったらお終いにして答え合わせをしてもいいですし、ある程度描き終わったら、みんなで最後に「ん」がつく絵を考えてお終い、でもいいと思います。 

遊び終わった後にみんなで絵を振り返って、何を描こうとしていたのか、何と勘違いしたのかなどを話し合うと、より盛り上がります。

まとめ

 紙とペンなど身の回りにある物だけを使って、大人も子供もzoomで気軽に楽しめるゲーム5選をご紹介しました。

 どれも気軽に遊べますので、次のオンライン飲み会・食事会のときにぜひお試しください。

 「1.家にある物しりとり」は、幼稚園くらいの小さいお子さんから誰でも気軽に遊べます。

 「2.フラッシュ」や「3.ワタシワー」は、言葉遊びが楽しめる小学生くらいからのお子さんにおすすめです。親戚のオンライン食事会で遊ぶと、お互いの知らない一面などが見えて面白いと思います。

 「4.お絵かきクイズ」や「5.お絵かきしりとり」は、お絵かきが好きなお子さんにおすすめです。お子さんたちはもちろん、大人たちの意外な(または奇抜な)画才が発揮されたりして楽しめます。

 今回ご紹介したフラッシュ、ワタシワー等を含めて、こちらの書籍には紙ペンゲーム(紙とペンだけあれば遊べるゲーム)がたくさん紹介されており、リモートで遊ぶのに相性のいいものが多く含まれています。もちろん、ご家庭内で遊ぶのにもおすすめです。
 価格も手頃ですので、興味のある方は手元に置いておくことをおすすめします(我が家でも大活躍しています)。

 今回ご紹介したゲームは、どれも小さいお子さんから大人まで楽しめるものです。
 小学校高学年以上のお子さんであれば、もう少し骨のある遊びでも楽しめるかもしれません。こちらの記事で紹介している「コードネームオンライン」は、名作ボードゲームを登録不要・アプリ不要・無料でオンラインで遊べるもので、親戚とのチャットにもおすすめです。
 我が家で小学4年生の子供と遠方のおじいちゃん・おばあちゃんと一緒にオンラインで遊んだ際のコツをご紹介していますので、よければ参考にしてください。

 今回の記事は以上です。

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