「ウイングスパン 」って、どんなゲーム?
「ウイングスパン 」は、鳥や卵を集めて勝利点を競うゲームです。
- コンポーネントが特筆すべき美しさ!
- 邪魔されずに自分だけのサンクチュアリーを作る充実感!
- 遊びながら、鳥の生態・特徴に詳しくなれる!
- 2019年「エキスパートゲーム大賞」の大賞受賞作品!
- 人数:1〜5人
- 所要時間:40分〜70分
- 対象年齢:10歳〜
- ジャンル:対戦型
- 定価:7,150円
- 受賞歴:2019年「エキスパートゲーム大賞」大賞受賞
「ウイングスパン」の遊び方
各プレイヤーが4ラウンドをプレイし、次の合計点で競います。
- 鳥カードに書かれた勝利点
- ボーナスカードの条件を満たした場合にもらえる勝利点
- ラウンド終了時目的を満たした場合にもらえる勝利点
- 卵の数
- 鳥カード上に蓄えた餌の数
- 差し込んだ鳥カードの数
各プレイヤーは、1ラウンド目では8個のアクションコマを持っており、これを消費して次のいずれかの行動を起こします。
- 鳥カードのプレイ
- 餌の獲得(+森林の鳥の能力起動)
- 産卵(+草原の鳥の能力起動)
- 鳥カードの獲得(+湿地の鳥の能力起動)
①鳥カードのプレイ
森林・草原・湿地の3つの生息地のうち、その鳥が生息できる場所に、左側から順に鳥カードを配置します。
配置する際に、鳥カード左上の餌と、ボード上に卵のアイコンがある場合にはその数だけの卵を消費します。
鳥カードをプレイすると、その鳥カードに記載された勝利点を獲得します。
②餌の獲得(+森林の鳥の能力起動)
森林上にアクションコマを置き、餌箱からダイスを選択して餌トークンを獲得します。
鳥カードのプレイなどに餌が必要になります。
森林の行に鳥カードが配置済みの場合、右から順番にそのカードの能力を起動し、適用します。
③産卵(+草原の鳥の能力起動)
草原上にアクションコマを置き、卵を描かれた個数分獲得します。
卵は、鳥カードのプレイ時に必要になる場合があるほか、最終的には勝利点にもなります。
草原の行に鳥カードが配置済みの場合、右から順番にそのカードの能力を起動し、適用します。
④鳥カードの獲得(+湿地の鳥の能力起動)
湿地上にアクションコマを置き、鳥カードを描かれた枚数分獲得します。
鳥カードは、プレイするほかにも、差し込んで勝利点とすることができます。
湿地の行に鳥カードが配置済みの場合、右から順番にそのカードの能力を起動し、適用します。
これら4つのアクションをバランスよく繰り返して、より多くの勝利点獲得を目指します。
ラウンドが進むと、各生息地にたくさんの鳥が生息するようになり、その行でアクションを起こしたときに鳥カードの能力をコンボで起動できます。
鳥カードをプレイする際には、プレイのしやすさ(餌の種類・数)や鳥カードの勝利点も大事ですが、能力をどのように活かし、組み合わせて勝利点につなげるか、を考えることがポイントになります。
「ウイングスパン」のおすすめポイント
とにかくコンポーネントが特筆すべき美しさで、餌箱にダイスを振り入れたり、鳥カードをプレイしたりといった一つ一つの動作を楽しめます。
ドイツの「エキスパートゲーム大賞」を受賞したゲームだけあって、ゲームバランスも非常によく、誰にも邪魔されずに自分だけのサンクチュアリーを作る充実感があります。
また、鳥カードには生息地、必要な餌の種類・数、勝利点、能力のほかに、巣の種類、卵の配置上限、翼長(ウイングスパン)、生息地域と特徴が書かれており、鳥カードを鳥図鑑のように眺めるだけでも楽しめます。
これらは、実際の鳥の生態を元に考案されているそうで、例えばこの「キバシカッコウ」は、「カッコウ」の一種で、産卵して他の鳥の巣に卵を産みつける「托卵」を能力として持っています。
このように、遊びながら自然と鳥の生態・特徴に詳しくなるという、子供の学習面の効果も期待できます。
受賞した「エキスパートゲーム大賞」は中上級者向けゲームを対象としていますので、ルールはけっこう複雑で、説明書を読んでもなかなか理解は難しいです。
しかしながら、最終的には「勝利点」をたくさん貰えば良いという単純なゴールですので、ルールを確認しながら一回プレイすれば要領をつかめると思います。
プレイ年齢は10歳からとなっており、実際に、小学生中学年以上のお子さんであれば一緒に楽しめると思います。
「ウイングスパン」には、「欧州の翼」(定価3,960円)と「大洋の翼」(定価4,400円)という二つの拡張版が発売されており、これらを基本セットと組み合わせて遊ぶことが可能です(プレイの幅が広がります)。拡張版だけでは遊べませんのでご注意ください。