最近、無料で遊べるブラウザゲームの「コードネームオンライン」が流行っているようで、ネット上に紹介記事が多く見られるようになってきました。コードネームオンラインの特徴は次の通りです。
- 名作ボードゲーム「コードネーム」が無料で遊べる
- アプリ不要・登録不要
- 日本語対応
- リンクを送って簡単に招待できる
- PC、スマホ、タブレットから参加可能
もともと「コードネーム」はオンラインに向いたボードゲームで、「コードネーム」を持つ友人一家とzoomで繋いで遊んだこともあったのですが、手元にボードゲームがなくてもオンラインで気軽に遊べる!ということで、さっそく子供(小学4年生)と一緒に遊んでみました。付き合ってくれたのは、遠方に住んでいる義父母。
結論として、「コードネームオンライン」、めちゃくちゃおすすめです。
まず、そもそも「コードネーム」はドイツの年間ゲーム大賞を受賞した名作ボードゲームで、姉妹版「コードネームデュエット」も含めて、抜群に面白いゲームです。さらに、「コードネームオンライン」は、これがあれば本家「コードネーム」を購入する必要がなくなっちゃうのでは・・・と思えてしまうくらいに便利・簡単で、オンラインゲームとしての完成度が高いのです。これで無料とはちょっと信じがたいくらいです。
この記事では、「コードネームオンライン」で子供と遊んだ経験から、ちょっとしたコツをお伝えしたいと思います。
まずは「コードネーム」「コードネームデュエット」についてざっくりと
「コードネーム」についてざっくり解説
「コードネーム」は、2チームに分かれ、さらに各チーム内で一人のマスターと諜報員とに分かれ、マスターの出すヒントをもとに、諜報員が自チームのエージェントのコードネームを推測するチーム戦型のボードゲームです。
マスターの出すヒントを諜報員が当てられるかどうかは、マスターと諜報員の語彙力・知識レベル・共通体験の有無等に左右されるため、小さいお子さんと遊ぶ際、特に子供がマスターになるのは難しい場合があります。そのため、対象年齢14歳からと少し高めの設定になっています。
「コードネームデュエット」についてざっくり解説
「コードネームデュエット」は、「コードネーム」のシステムを元にした協力型ボードゲームです。
2チームに分かれるまでは同じですが、主に次の各点が異なります。
①各チーム内でマスター(ヒントを出す人)・諜報員(当てる人)という役割分担を行わず、チーム内で協力して全員が複数の役割を果たす。
②各チームが相手チームのエージェントの配置を把握しており、チーム間でヒントを出し合い、制限ヒント回数内に両チームが自チームの全エージェントを当てることができれば全員が勝利。当てられない(または暗殺者に遭遇する)と全員が負け。
このようなルールの違いから、「コードネームデュエット」には次の特徴があり、小さいお子さんと遊ぶ際には特におすすめです。こちらは対象年齢11歳からとなっていますが、小学校中学年くらいのお子さんから遊べると思います。
①大人も子供もヒントを提案したりエージェントを推測するという複数の役割を果たすことができ、子供もゲームに参加しやすい。
②全員で勝利を目指すため、仲良く楽しく遊べることが多い。
なお、「コードネームデュエット」の公式サイトではプレイ人数は2人用となっており、「コードネームオンライン」でも2〜3人が最適と説明していますが、大人数でも十分遊べます。
「コードネームオンライン」で子供と遊んでみた感想
我が家では次の要領で、遠隔地を含む5人で「コードネームオンライン」で遊びました。
- 「コードネームデュエット」を「コードネーム」と「コードネームデュエット」のワードパックで
- 各自がPCかタブレットで参加(スマホも可能ですがお勧めしません)
- 電話で遠方と別途接続
- 子供だけのチームにならないよう、チーム編成を工夫
まずは「コードネームデュエット」で遊ぶのがおすすめ
上にも書きましたように、小さいお子さんと遊ぶ際には協力ゲームの「コードネームデュエット」で遊ぶのがとっつきやすくておすすめです。
「コードネームデュエット」ではチームメンバー全員がヒントを出すことも答えることも可能で、チーム内で「提案」機能を使ってヒントを提案して相談できますので、子供にも活躍の機会があります。
プレイ開始時に使用するワードパックを選択するのですが、デフォルトでは「コードネーム」と「コードネームデュエット」のワードパックを両方使うことになっており、合わせて800語もありますので、飽きずに楽しむことができます。
ただし、お子さんにはちょっと難しい単語も混じっています。
お子さんにより適したワードで遊びたい場合は、オリジナルのワードパックで遊ぶことも可能です。
ワードパック選択画面で「自分だけのオリジナルワードパックを作ろう!」を選択して、オリジナルワードを25個以上入力すれば遊べます。お子さんでも分かるワードなど、遊ぶメンバーに応じて適切なワードを選んで入力してみてください。
各自がPCかタブレットで参加するのがおすすめ
チーム内でヒントを「提案」し、ヒントとして出すかどうかを決めることができるのですが、スマホの小さい画面ですと、「提案」と左下の女性の絵が重なってしまって、「提案」されたワードをタップすることが難しくなってしまいます。また、答えを押す際も誤って違うワードをタップしそうになります。
したがって、極力、画面が大きいPCかタブレットで参加することをお勧めします。
遠方からの参加者とは電話・チャット等で繋ぐ
遠方のメンバーと同じチームになる場合、チーム内で話せるように電話やチャット等を繋ぐ必要があります。
同じ場所から参加するメンバーの中でチームが分かれる場合には、他のチームのメンバーに会話が聞こえないように、別部屋から参加するなどの工夫が必要となります。
また、勝っても負けても終わった後の振り返りが楽しいゲームなので、ゲーム終了後はぜひ電話・チャット等で繋いで、「あのヒントは何を選ばせるつもりだったの!?」などと盛り上がってください。
チーム編成の工夫
遠隔地とオンラインで遊ぶ場合、基本的には、各自がPC等で参加し、同じ場所で参加しているメンバー同士でチームを組むのが楽です。その場合、基本的に大人と子供の混合チームになると思われ、それであれば特に問題はないと思います。
お子さんが「(遠隔地から参加する)おばあちゃんと同じチームになりたい」というような場合には、そのようなチーム分けももちろん可能です。その場合、ポイントの2つ目で述べたように、電話・チャット等で遠隔地と繋いで話せるようにしてあげると共に、お子さんとは別の部屋から参加するなどして、チーム間で会話が漏れないように工夫する必要があります。
お子さんが一人でチームを作るのはあまりお勧めしません。もちろん、お子さんの語彙力等によってはそれでも勝利することは可能かもしれませんが、チーム内でワイワイ相談するのも面白いゲームですので、子供と誰か(できれば大人)の混合チームとすることをお勧めします。
まとめ
つらつらと感想を述べてきましたが、「コードネームオンライン」はとにかく簡単に開始でき、ゲームの完成度も高く、非常におすすめなブラウザゲームです。
登録不要であっけないほど簡単に始められますし、完全無料ですので、まずは難しく考えずにアクセスして遊んでみてください。大人同士や家族内で遊ぶのにももちろんおすすめです。
なお、当サイトでは、お子さんの年齢別におすすめのボードゲームを紹介していますので、「コードネームオンライン」って面白い!と思われた方は、こちらを参考に他のボードゲームも探してみてください(基本は対面で遊ぶものですので、オンラインで遊べないものが多い点はご留意ください)。