子供と遊ぶボードゲームの選び方

ボードゲーム

 巣ごもり生活が続く中、お子さんと家で過ごす時間も多くなっていると思います。

 お子さんと楽しく遊ぶツールとして、ボードゲームを導入してみませんか?

 今回の記事では、70種類以上のボードゲームで子供達と遊んできた経験を踏まえて、子供と遊ぶボードゲームの正しい選び方をご説明します。

前提:家族構成とお子さんの年齢に合ったボードゲームを選ぶ

 前提として、①家族構成②お子さんの年齢に合ったボードゲームを選ぶ必要があります。

前提①:家族構成に合わせてプレイ人数を確認

家族構成に合わせて、ボードゲームのプレイ人数を確認しましょう。

 最少人数は1人・2人程度から、最大人数は4人〜10人程度までと幅広くありますが、中には2人専用のボードゲームなどもありますので注意が必要です。

 家族の人数に合わせて買うのが基本となり、最大人数が4人までのゲームがわりと多いため、5人家族の我が家などでは少し苦労します。
 ただし、ボードゲームによっては、基本は4人までだけど拡張版を購入することで6人まで遊べるものなどもあります。

前提②:ボードゲームの対象年齢を確認

次に、ボードゲームの対象年齢を確認します。

 大抵は、8歳からとか10歳からなどと書かれていますが、中には、3歳から99歳までなどと書かれているものもあります。

 一般に、ボードゲームの対象年齢は少し低めに書かれていることが多く、慣れないうちは実年齢より低めのものを買った方が良いと言われ、私もそう思います(例えば、10歳のお子さんであれば「8歳から」などと書かれたゲームを買うのが無難)。

 ただし、実際のところはボードゲームの内容次第で、ちょっとした工夫をすれば、対象年齢より小さいお子さんでも遊べるゲームもたくさんあります。

 こちらのページでは、我が家で実際に遊んだ経験から、子供の年齢別のおすすめゲームを紹介していますので、参考にしてください。小さいお子さんと遊ぶ際のちょっとしたTIPSもご紹介します。

ボードゲームの選び方

 今まで述べてきた二つの前提、①家族構成と②対象年齢に気をつけていただくとして、数あるボードゲームの中からどのゲームを選べば良いのでしょうか。

 本サイトでは、①「協力型」ゲームから始めてみる、②「運」・「瞬発力」・「記憶力」等で競うゲームを選ぶ、③「年間ゲーム大賞」受賞作品から選ぶ、という三つの選び方をおすすめしています。

選び方①:「協力型」ゲームから始めてみる

 オセロやモノポリーを含め、ボードゲーム は「対戦型」、つまり各プレイヤーが順位を競い合うゲームが主流です。

 対戦型ゲームはプレイヤーの能力差が小さい場合には拮抗して楽しいのですが、大人が小さいお子さんと遊ぶ場合のように、プレイヤーの能力差が大きい場合には、お子さんが楽しめるようにするため、ハンデをつけたり、大人が(そうと気づかれないように)手を抜いてあげたりする必要があり、意外と難しいものです。

 せっかく子供と遊ぼうと思ってボードゲームを買ったのに、大人ばかりが勝ってしまって、子供から「ボードゲームなんてもう嫌!」と言われてしまっては元も子もありませんよね。

 そうならないように、まずはプレイヤーが協力してゴールを目指す「協力型」のゲームから始めるのがお勧めです。
 「協力型」ゲームであれば、勝てば全員がハッピーで家族の連帯感が強まりますし、たとえ負けてしまっても全員の負けになりますので、みんなで慰め合ったり反省したりして、前向きに捉えることができます

 本サイトでは、下記ページで「協力型」ゲームをまとめて紹介しています。

 なお、「対戦型」「協力型」のほかに、これらの中間的なものとして、プレイヤーが複数のチームに分かれて対抗する「チーム戦型」のボードゲームもあります。チーム戦型のボードゲームも、大人と子供の組み合わせによってバランスをとることができるので、わりとおすすめです。

選び方②:「運」・「瞬発力」・「記憶力」等で競うゲームを選ぶ

 「対戦型」ゲームを選ぶ場合には、「運」や「瞬発力」・「記憶力」等で勝敗が決まるゲームを選ぶととっつきやすいと思います。

 ボードゲームの中には、大人が得意とする「判断力」・「推理力」・「交渉力」等を競うゲームが多数ありますが、これらはどうしても経験豊富な大人が有利です。

 こういったゲームも少しずつ取り入れていっていただきたいですが、手始めに買うゲームとしては、大人と子供の実力差が付きにくい、「運」や「瞬発力」・「記憶力」等で勝敗が決まる(これらの要素が強い)ゲームを選ぶと良いでしょう。

 近年テレビ番組等で紹介されて話題になったもののうち、「ナンジャモンジャ」・「おばけキャッチ」などは、「瞬発力」や「記憶力」を競うゲームで、小さいお子さんから大人までワイワイ楽しく遊べます。

選び方③:「年間ゲーム大賞」受賞作品から選ぶ

 近年、良質なボードゲームが多く制作されるようになったのは、ドイツの「年間ゲーム大賞」(Spiel des Jahres)が大きく影響しています。

 「年間ゲーム大賞」は、毎年、家族・友達向けの新作ボードゲームの中から年間ゲーム大賞を選ぶもので、1979年から運用されています。

 歴代の年間ゲーム大賞や、その最終候補作品・準候補作品はどれも良作揃いであるため、その多くは発表後間も無く日本でも販売され、定番ゲームとして売れ続けることになります。

 どのボードゲームを買おうか迷った場合には、「年間ゲーム大賞」や最終候補・準候補作品を選ぶと、外れが少ないと思います。

 本サイトでは、こちらのページで、「年間ゲーム大賞」の紹介と、歴代受賞作品を掲載しています。

 なお、2001年(特別賞時代を含めると1989年)からは8歳までの子供向けのキッズゲーム大賞、2011年からは中上級者向けのエキスパートゲーム大賞も併せて発表されています。

出所:https://www.spiel-des-jahres.de/

 子供と遊ぶボードゲームとしては、「キッズゲーム大賞」や「年間ゲーム大賞」の受賞作品・候補作品がとっつきやすくてお勧めです。

まとめ

  • 前提として、家族構成お子さんの年齢に合ったボードゲームを選びましょう。
  • どんなボードゲームを買えば良いか迷う場合は、①「協力型」ゲームから始めてみる、②「運」・「瞬発力」・「記憶力」等で競うゲームを選ぶ、または③「年間ゲーム大賞」受賞作から選ぶ、ことをおすすめします。

以上です。

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