パンデミック

pandemic ボードゲーム

「パンデミック」って、どんなゲーム?

 「パンデミック」は、プレイヤー全員で協力してウイルスの感染拡大を食い止め、治療薬発見を目指す協力型ゲームです。

  • 巣ごもりしながら、ウイルスとの戦いを疑似体験できる
  • 特殊能力を駆使して仲間から感謝される楽しさがある!
  • 世界の都市名・場所に詳しくなれる
  • 2009年「年間ゲーム大賞」の最終候補に残った傑作!
  • 人数:2〜4人
  • 所要時間:45分
  • 対象年齢:8歳〜
  • ジャンル:協力型
  • 定価:4,400円
  • 受賞歴:2009年「年間ゲーム大賞」最終候補

「パンデミック」の遊び方

 プレイヤーは、

  • 危機管理官
  • 通信指令員
  • 衛生兵
  • 作戦エキスパート
  • 検疫官
  • 研究員
  • 科学者

という7人のキャラクターの中から役割を選び、それぞれの特殊能力を駆使しながら、病原体の感染拡大を食い止めつつ、治療薬の発見を目指します

 勝利条件は、黄・赤・青・黒の4種類の病原体全ての治療薬を発見することです。

 その病原体と同じ色の都市カード(プレイヤーカード)を5枚集め、調査基地でこれらのカードを使うことで、その病原体の治療薬を発見することができます。

 各プレイヤーは、手番において、

  1. アクションの実行:移動・感染者の治療(自分のコマがある都市の病原体コマを1個除去する)等のアクション4つを実行する
  2. 手札の補充:プレイヤーカードを2枚引く
  3. 感染拡大:所定枚数の感染カードを引いてそのカードの都市に病原体コマを1個置く

という3つのステップを行います。

 プレイヤーカードの中には、都市カードやイベントカードのほか、「エピデミックカード」が入っており、これを引くと、ゲームボード上の「感染率」が上昇するとともに、病原体コマが3個置かれるなどの「エピデミック」(特定地域での突発的感染増加)が発生します。

 各都市には病原体コマが最大3個まで置かれますが、それ以上置かれてしまうと「アウトブレイク」(感染爆発)が発生し、隣接する都市にも病原体がばら撒かれたうえ、ゲームボード上のアウトブレイクマーカーが一つ進みます

サンパウロでアウトブレイクが発生。隣接都市に病原体がばら撒かれ、アウトブレイクマーカーが進む。

 4つの病原体全ての治療薬を発見する前に、次のいずれかの状況になると、全プレイヤーの負けとなります。

敗北条件①アウトブレイクマーカーが、アウトブレイク表の最後のスペースに到達したとき(アウトブレイクを放置しすぎ)

敗北条件②プレイヤーが病原体コマをゲームボードに配置する必要があるときに、ストックの病原体コマが足りないとき(世界中に病気が蔓延)

敗北条件③プレイヤーカードを2枚引くときに、山札のプレイヤーカードが足りないとき(時間のかけすぎ)

「パンデミック」のおすすめポイント

 「みんなで協力して病原体の感染拡大を防ぎ、治療薬を発見する」という極めてタイムリーかつ分かりやすいゴールが設定されており、みんなで知恵を出し合って真剣に協力するゲームです。

 勝利すればみんなで喜び、敗北すればみんなで悔しがるという、協力型ゲームの醍醐味を体現したようなゲームです。

 ゲームバランスはわりとシビアで、感染が広がる様を見て現実世界さながらの焦りを覚えます。

 各キャラクターにはそれぞれ唯一無二の特殊能力があり、これを上手に使うことがゲーム攻略の鍵になります。

 それぞれの特殊能力をうまく使えば、自分にしかできない方法でみんなの役に立つことができ、他のプレイヤーから感謝されます。

 自分にしかない特殊能力があり、他のプレイヤーから感謝される、というのは嬉しいもので、我が家では子供達によるお気に入りのキャラクターの取り合いが起こります(本当はランダムに選ぶんですけどね)。

例えばこの「科学者」は、治療薬発見に必要な都市カードの枚数が4枚で済む(本来は5枚必要)という特殊能力を持ちます。各プレイヤーが持てるカードの枚数が決まっており、カードの交換も要件が厳しいので、4枚で治療薬を発見できる能力は貴重で、重宝がられます。

 このゲームで遊ぶ副次的な効果として、感染防止・治療薬発見のために世界中を飛び回りますので、世界の都市名・場所にちょっと詳しくなれるかもしれません。

 現実世界でのパンデミックの早期収束を願い、最前線で尽力されている方々の活躍に感謝しつつ、巣ごもりしながらパンデミックとの戦いを擬似体験してみませんか。

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