子供と遊ぶ
おすすめボードゲーム
ボードゲームと聞いて、どんなイメージをお持ちでしょうか。
人生ゲーム、オセロ、すごろくなど、正月に親戚で遊ぶもの、というイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。これらのボードゲームも面白いけど、一年に1〜2回しか遊ばないし、実家に一つくらい眠っているから、わざわざ買うまでもないかなー、と思いますよね。
または、ボードゲームというと、ちょっとマニアックな大人が遊ぶもの、というイメージをお持ちの方もいるかもしれません。
他方で、このサイトを訪れた方は、きっと子供とボードゲームで遊びたい!という気持ちをお持ちのはず。家族におすすめのボードゲームをテレビで紹介していたけど、本当に面白いのかな?とか、うちの子にはどんなゲームがおすすめなんだろう、と思っているのではないでしょうか。
ご理解の通り、近年、ドイツを中心に子供と遊べる良質なボードゲームが多数制作されており、日本に輸入されていますし、日本でも新しいボードゲームが数多く制作されるようになっています。
本サイトでは、これらのボードゲームの中から、70種類以上のボードゲームで子供たちと遊んできた経験を踏まえて、子供と遊ぶのにうってつけの選りすぐりのボードゲームをご紹介します。
なお、カードゲームも含めて「ボードゲーム」と呼ぶことが多いので、カードゲームも併せてご紹介します。
<目次>
ボードゲームの選び方
1.家族構成に合ったプレイ人数のゲームを選ぼう
2.子供の年齢に合ったボードゲームを選ぼう
3.「協力型」ゲームから始めてみよう
4.「年間ゲーム大賞」受賞作品から選んでみよう
5.遊ぶシチュエーションに合わせてゲームを選ぼう
6.まずは無料ゲームで遊んでみよう
ボードゲームの選び方
一口にボードゲームと言っても、星の数ほどありますので、どのボードゲームを選べば良いか迷ってしまいますよね。
ここでは、子供と遊ぶボードゲームを選ぶ際の切り口をいくつかご紹介します。
1.家族構成に合ったプレイ人数のゲームを選ぼう
ボードゲームにはプレイ人数が記載されています。
最小人数は1人・2人程度から、最大人数は4人〜10人程度までと幅広くありますが、中には2人専用のボードゲームなどもありますので注意が必要です。
家族の人数に合わせて買うのが基本となり、最大人数が4人までのゲームがわりと多いため、5人家族の我が家などでは少し苦労します。ただし、ボードゲームによっては、基本は4人までだけど拡張版を購入することで6人まで遊べるものなどもあります。
2.子供の年齢に合ったボードゲームを選ぼう
ボードゲームには対象年齢が記載されています。大抵は、8歳からとか10歳からなどと書かれていますが、中には、3歳から99歳までなどと書かれているものもあります。
一般に、ボードゲームの対象年齢は少し低めに書かれていることが多く、慣れないうちは実年齢より低めのものを買った方が良いと言われ、私もそう思います(例えば、10歳のお子さんであれば「8歳から」などと書かれたゲームを買うのが無難)。
ただし、実際のところはボードゲームの内容次第で、ちょっとした工夫をすれば、対象年齢より小さいお子さんでも遊べるゲームもたくさんあります。
こちらのページで、我が家で実際に遊んだ経験から、子供の年齢別のおすすめゲームを紹介しています。小さいお子さんと遊ぶ際のちょっとしたTIPSもご紹介します。
3.「協力型」ゲームから始めてみよう
オセロやモノポリーを含め、ボードゲーム は「対戦型」、つまり各プレイヤーが順位を競い合うゲームが主流です。対戦型ゲームはプレイヤーの能力差が小さい場合には拮抗して楽しいのですが、大人が小さいお子さんと遊ぶ場合のように、プレイヤーの能力差が大きい場合には、お子さんが楽しめるようにするため、ハンデをつけたり、大人が(そうと気づかれないように)手を抜いてあげたりする必要があり、意外と難しいものです。
せっかく子供と遊ぼうと思ってボードゲームを買ったのに、大人ばかりが勝ってしまって、子供から「ボードゲームなんてもう嫌!」と言われてしまっては元も子もありませんよね。
そうならないように、まずはプレイヤーが協力してゴールを目指す「協力型」のゲームから始めるのもお勧めです。「協力型」ゲームであれば、勝てば全員がハッピーで家族の連帯感が強まりますし、たとえ負けてしまっても全員の負けになりますので、みんなで慰め合ったり反省したりして、前向きに捉えることができます。
本サイトでは、こちらのページで「協力型」ゲームをまとめて紹介しています。
なお、「対戦型」「協力型」のほかに、これらの中間的なものとして、プレイヤーが複数のチームに分かれて対抗する「チーム戦型」のボードゲームもあります。チーム戦型のボードゲームも、大人と子供の組み合わせによってバランスをとることができるので、わりとおすすめです。
本サイトでは、紹介するボードゲームに「対戦」「協力」「チーム戦」の別を記載しています。
4.「年間ゲーム大賞」受賞作品から選んでみよう
近年、良質なボードゲームが多く制作されるようになったのは、ドイツの「年間ゲーム大賞」(Spiel des Jahres)が大きく影響しています。
「年間ゲーム大賞」は、毎年、家族・友達向けの新作ボードゲームの中から年間ゲーム大賞を選ぶもので、1979年から運用されています。歴代の年間ゲーム大賞や、その最終候補作品・準候補作品はどれも良作揃いであるため、その多くは発表後間も無く日本でも販売され、定番ゲームとして売れ続けることになります。
どのボードゲームを買おうか迷った場合には、「年間ゲーム大賞」や最終候補・準候補作品を選ぶと、外れが少ないと思います。
こちらのページで、「年間ゲーム大賞」の紹介と、歴代受賞作品を掲載しています。
なお、2001年(特別賞時代を含めると1989年)からは8歳までの子供向けのキッズゲーム大賞、2011年からは中上級者向けのエキスパートゲーム大賞も併せて発表されています。
子供と遊ぶボードゲームとしては、キッズゲーム大賞や年間ゲーム大賞の受賞作品・候補作品がとっつきやすくてお勧めです。
5.遊ぶシチュエーションに合わせてゲームを選ぼう
一口にボードゲームと言っても、プレイ人数、所要時間、対象年齢、対戦・協力・チーム戦など、種類は様々です。プレイ人数、対象年齢と「協力型」についてはすでに述べましたので、ここでは主に所要時間に注目してみたいと思います。
お子さんと一緒にボードゲームで遊びたいと思ったときに、どのようなシチュエーションを思い浮かべるでしょうか。例えば、
①家事や仕事の合間のちょっとしたスキマ時間に気分転換で遊びたい
②休日に家族でじっくり腰を据えて遊びたい
③親戚や友達が集まったときに大人数で遊びたい
などいろいろなシチュエーションが考えられると思います。
①スキマ時間に遊びたいということであれば、所要時間が短く、さくっと終わるボードゲームを選んでみてください。
ただし、ボードゲームに書かれている所要時間は、「普通ならこのくらいの時間で終わるよ」という目安に過ぎないので、ゲームによっては、15分と書いてあるけど実際には30分かかった!ということがあり得ます。
こちらのページで、記載されている所要時間が短く(15分以内)、かつ、我が家で遊んだ経験から実際に短時間で終わるゲームを紹介していますので、参考にしてください。
②家族でじっくり遊びたいという場合には、所要時間をあまり気にせず、プレイ人数や、対象年齢、対戦か協力かなどの目的に応じて選べば良いと思います。
ただし、その場合でも、いきなり重たい(プレイ時間の長い)ゲームを持ち出すと家族に引かれてしまうことがありますので、さくっと終わることができるボードゲームが一つあると便利です。まずはさくっと終わるゲームから始めて、他のゲームに移ってもいいですし、「もう一回遊びたい」と思えば同じゲームを何度も繰り返し遊んでもいいのです。
③大人数で遊びたい場合には、プレイ人数が多いゲームを選ぶ必要があります。
ただし、中にはボードゲームが苦手な人もいるでしょうし、好みのゲームが分かれることもありますので、全員で遊ぶことにこだわる必要はなく、まずはアイスブレイクとして大人数でさくっと遊べるゲームから入り、さらに遊びたい人には少人数で遊んでもらってもいいと思います。
親戚の集まりやパーティなどで遊ぶときは、みんなで楽しく過ごすため、対象年齢はもちろんのこと、
・初心者でも一緒に楽しめる
・勝ち負けに関係なく楽しめる
といった観点が重要になります。
こちらのページで、これらの観点から選んだ、大人数で遊ぶおすすめのボードゲームを紹介しています。
6.まずは無料ゲームで遊んでみよう
いくつかの切り口から、子供と遊ぶボードゲームの選び方を説明してきましたが、買いたいゲームは見つかりましたでしょうか?
ボードゲームは安いものでも1000円程度、高いものでは10000円以上するものもありますので、なかなか踏ん切りがつかないこともありますよね。そんなときは、無料で公開されているボードゲームで遊んでみてはいかがでしょう?
2020年に入ってから、巣ごもりを応援するためにさまざまなボードゲームがネット上で無料で公開されています(「プリントアンドプレイ版」などと呼ばれます)。
こちらのページで、無料で遊べるおすすめボードゲームを紹介しています。これらの他にも、ネット上で公開されているものがあると思いますので、よければ探してみてください。
ボードゲームの買い方
買いたいボードゲームが決まったら、どうやって買うのが良いかを考えてみましょう。
一般の買い物と同じで、大きく分けると、ネットショッピングと実店舗で買う方法があります。
ネットショッピングとしては、おなじみのAmazonや楽天などで買うことができますし、ボードゲーム専門店が運営しているショップもあります。
ネットショッピングの良いところは、時間と場所を選ばずすぐ購入できることで、お目当ての商品が決まっていれば確実に早く購入できます。値段も、定価か、物によっては安く購入することが可能です。ただし、特にAmazonや楽天などでは、人気があって品薄なボードゲームを定価より大幅に高く売っていることもありますので、注意が必要です。
ボードゲームを取り扱う実店舗はいくつかの種類がありますが、おすすめはボードゲーム専門店です。圧倒的に品揃えが良く、販売員の知識も豊富なため家族構成等に合わせて相談に乗ってくれます。お店によっては、試しに遊ぶことができるボードゲームを用意しているところもあります。
こちらのページで、ボードゲームの買い方や東京23区内のボードゲームやさんを紹介しています。