バンディド
どんなゲーム?
「バンディド」は、プレイヤー全員で協力して坑道の出口を塞ぎ、ならず者「バンディド」の脱獄を防ぐ協力型ゲームです。
遊び方
まず、スタートカード(バンディドの牢獄)を配置します(出口5つの易しいバージョンと6つの通常バージョンがあります)。みんなで協力してこの出口を全て塞ぐことがゲームの目的です。
各プレイヤーは、山札から3枚ずつカードをとって手札とし、順番に、道カードの出口がつながるように配置します。
道カードは縦にも横にも置けますが、全ての出口がぴったりつながるようにしないといけません。
道カードを配置した後、山札から1枚取り、手札を補充します。
もし、手札にどうやってもつなげられるカードがないときは、手札全てを山札の下に戻し、改めて3枚を引いて手札とします。ただし、手札の交換はどうしても置けるカードがない場合に限られ、手札に置けるカードがあるときに勝手に交換することはできません。
協力型ゲームですので、「この場所を空けておいて」とか「こっちを先に塞ごう」などと相談しながら進めます。ただし、他のプレイヤーに自分の手札を見せてはいけないという制約があります。
坑道の全ての出口を閉じれば全プレイヤーの勝利です。
山札が尽き、全員の手札を出し尽くしても閉じられていない出口がある場合や、道カードを置く隙間がないため坑道の出口を閉じられない場合は、全プレイヤーの負けです。
バンディドのおすすめポイント
懐中電灯カードを使えば、簡単に坑道を行き止まりにすることができます。
しかしながら、懐中電灯カードの枚数には限りがありますので、上手に道カードをつなげて、ループさせて出口をなくしたり、複数の出口を一つに統合することが大事になります。
難易度は意外と高く、手札によっては出口をむしろ増やしてしまうこともあります。なかなかクリアできないことが多いのですが、思いがけず1ターンくらいでクリアできたり、懐中電灯カードも使わずに上手に坑道を塞げることがあります。うまくいったときは全員で盛り上がることができ、うまくいかなくても全員で慰め合うことができる、そこが協力型ゲームの醍醐味です。
さらに、一般に協力型ゲームでは、一部のプレイヤー(大人や年上の子供)がみんなの動きを指示してしまい、他のプレイヤーが退屈してしまうことがあるのですが、バンディドでは手札を他のプレイヤーに見せることができず、各プレイヤーが自分で考えてプレイしますので、全プレイヤーが平等に参加することができます。
子供と遊ぶときは、子供の考え・選択を尊重して、たとえ出した道カードがよくなかったとしても文句を言わないようにしたいものです。
現在、販売元のHelvetiq社が、バンディドのCOVID-19特別バージョンを無料公開しています。バンディドのルールそのままに、COVID-19が我々のもとにやってくるのを手洗いやステイホームなどで防ぐゲームになっており、こちらから無料でダウンロードし、印刷して遊ぶことができます。道カードの数はバンディドの半分程度ですが、この無料版でも十分に楽しめる内容になっていますので、ぜひお試しください。
バンディドのCOVID-19特別バージョンのほか、無料で遊べるボードゲームについては、無料で遊ぶ!おすすめボードゲームをご覧ください。